サインを見過ごすな

子供を抱く母親

発達障害は脳の成長に関係しています。未発達部分がどこであるのかによって呼び方も症状も大きく異なってきます。自閉症は3歳までに、注意欠陥多動性障害は7歳までに症状が表面化するため、発達障害は比較的早期の段階から症状が現れてくることがわかります。幼児ではなく乳児の段階で発達障害のサインが出ており、気付くことでこれから先のビジョンを筋立てて考えることができます。子供のために何ができるのか、という最善の方法を考え、一緒に乗り越えていくことができるでしょう。障害の重症度によっては問題行動に映るものも増えてくるでしょう。乳児期のサインに気付くことで、この先起こりうることを想定した対策を講じることができますし、知識を十二分に付けることができます。乳児の段階で現れている症状は、のちに発達障害として診断された障害(自閉症やアスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害など)と同じ傾向があるとされています。障害によって違いのある症状は、発達障害という大きな枠で括っても同一ではありません。それぞれに適した対応があることを知り、知識を付けて向き合うことが大切なのです。

乳児期における発達障害のサインはいくつかあります。あやしても反応を返すことがなかったり、目を見ず視線を避けたり、名前に振り向くことがないなどの症状があれば自閉症の可能性が高いでしょう。勿論反応が薄いのは生後すぐにはよくあることのため、半年過ぎた辺りで確認してみると良いでしょう。発達障害を抱えて生まれた子供は抱き上げる行為を嫌がることが多いです。刺激に対して過敏な反応をするため、抱っこに不快感を示してしまうのです。また、ハイハイや歩くようになると多くの子供は親の後ろを追いかけるなどの愛着行動を起こします。しかし、発達障害の子供の場合、愛着行動をせずにその場に留まることが多いのです。対人関係などに不得手な自閉症やアスペルガー症候群は特にこういった症状が見られますが、対人関係やコミュニケーション能力を培う場所が未発達なこともあり、愛着行動の仕方が分からずにいるのでは、とも推測されています。こうした症状が全て発達障害に繋がることはないですが、可能性があることは留めておくと良いでしょう。もし当てはまることがあるなら、乳幼児健診などで医師に相談してみましょう。発達障害のカウンセリングや治療を実施している専門クリニックを訪れるのも良い方法だと言えるでしょう。